朝型人間、昼型人間、夜型人間は生まれつき決まっているようです。
- 朝ヒバリ(朝型人間) 朝から元気なタイプ(12:00前が元気)
- 昼スズメ(昼型人間) お昼の間が一番元気なタイプ(12:00~17:00が元気)
- 夜フクロウ(夜型人間) 夕方から元気になってくタイプ(17:00以降が元気)
この自分のタイプに合わせた生活をするべき。
もし体内リズムに合わない生活をすると、社会的時差ボケ(Social JetLag)が発生し、効率が落ちます。
朝型人間、昼型人間、夜型人間についての実験
朝型人間、昼型人間、夜型人間判断について、2018年に実験が行われました。
- 14894人の学生が対象
- 約2年間の「オンライン学習システム」へのログイン痕跡を確認し、生活リズムを調査
- 生活リズムを3つに分類する
先程言ったように、朝ヒバリ、昼スズメ、夜フクロウという3種類のタイプに人は分類できるようです。
例えば、夜フクロウの人が日中仕事や勉強をすると、眠気に襲われて効率的に仕事ができません。
こういう人は、社会的な時差ボケ(social jetlag、SJL)が発生しているような状況です。
※海外に行って、時差ボケになりパフォーマンスが落ちるようなイメージ
ということで、自分がどのタイプかを見極めると良さそうです。
ちなみにどの生活タイプかは、ある程度生まれつき決まっているようですよ。
遺伝的な基盤を持ち、生体リズム特性の表現型と考えられるクロノタイプは、生涯に亘って我々の睡眠や生活そのもののリズムを特徴づけるひとつの個性であり、またリスク因子となりうる。
引用元:論文
社会的な時差ボケ(Social JetLag SJL)とは
社会的な時差ボケ(Social JetLag SJL)とは、平日と休日の就寝・起床リズムのズレのこと。
社会的制約(仕事、学校、家事など)がある平日の睡眠と、生物時計と一致した制約のない休日の睡眠との差によって引き起こされる、“平日と休日の就寝・起床リズムのズレ”を、学術的には「ソーシャル・ジェットラグ」と呼びます
仕事の生産性が落ちている時はソーシャルジェットラグを疑おう
仕事の生産性が落ちている時はソーシャルジェットラグを疑ってみても良いかと思います。
- 自分はどのタイプか判断する→朝ヒバリ、昼スズメ、夜フクロウ
- そのタイプに合った生活を送る
というのが大事です。
自分がどのタイプか判断するには、
- 同じ行動をそれぞれ異なる時間帯で行う
- どれくらいのパフォーマンスか測定する
のが良いでしょう。
例えば、ある一冊の本を読むのに、朝、昼、夜のどの時間帯が一番多いページ数が読めたか確認するなど。
次に、「自身のタイプに合った生活をする」について。
一般的な学生・社会人が夜フクロウ(夕方以降にパフォーマンスが良くなる)だと、日中の学業・仕事は難しいはず。
- 上司に交渉してみる
- リモートワーク
- 在宅での仕事に切り替える
など、やり方を模索するしかありませんね。
以上、「朝型人間、昼型人間、夜型人間は生まれつき決まっている。社会的時差ボケを防げ」というお話でした。